MIMILOG

絹ミミです

せっかくなんだからさ、綴ったものを愛そうよ

2020年、明けました。
「お も て な し」とか言ってたの、すごい最近な気がするのに、そういえばあの頃は「6年後なんてさ~何してるかわかんないよね~」なんて言ってめちゃくちゃ遠い未来のことだと思ってたのに、2020年きちゃってる。

 

年が明けて最初に思ったのは「2020年って本当にくるんだ」ってことだった。あんなにも未来感あったのになぁ。

 

さて、年明け早々私は、ウーン…ってなってる。早くも眉間にシワを寄せちゃってる。正確に言うと、2019年からずっと眉間にシワ寄せてたんだけどね、

 

なんか、なんか、なんか。

 

「日記、毎日更新!」

「ブログ、毎日更新!」

って言って、苦しそうに生み出される言葉たちを読むのが苦しい、こっちまで。楽しそうならいいのよ。書いてる本人が楽しければ、それってどんなに中身がなかったとしても、読んでる方に伝わってくるものだから。何より、日記だのブログだのそういうものは本来自己満足だと思っているので本人が楽しくやってればそれで何より。それが正しき形だと思うの。

 

それがさ。

なんだろう。

 

「毎日更新」という呪いのような言葉で、自分を雁字搦めにしちゃってる人いない? はぁ~~~苦しい。読んでるこっちが苦しくなっちゃう。でも。私はドMだから、それを好き好んで読む。

 

「毎日更新! 」と声高らかに掲げている人の多くはいつか息切れをすることを知っている。読んでいて苦しい。なぜこんな苦しくなるものを生み出すんだ。やっと数行書けた感、たまらなく辛い。

 

ハッ。今気づいちゃったことがある。私、わざわざもう戻らない時間を割いてまで苦しくなるブログ読んで苦しくなって、自分本当にドMだなって思ってた。けど、最初はあんなに意気込んでたのに、日の経過と共に苦しそうになるブロガー(のような人)を見るのが好きなドSなのかもしれない。MとSはまさしく表裏一体。

 

かくいう私も、やったことがある。

毎日更新するとこんないいことがあるよ~みたいなのに踊らされ、「毎日更新します!」なんて宣言したものの1週間くらいしか続かなかったな。『書かなきゃいけない』っていうのが、私はめちゃくちゃストレスで、文章書くのが大っ嫌いになったな。

 

「なんて意味のないものを生み出しているんだ…」って、辛くなっちゃった。

毎日毎日すんばらしい文章を生み出せるのはたぶん、「天才」と「単純に楽しんで書いてる人」だけだと思う。

 

昨今、インターネット上で稼ぐための方法があれこれ登場して、あわよくば毎日更新して誰かの目にとまってお金になる話にならんかな~~~って思ってる人、多いと思う。私もそれだった。けど、そういうのってたぶん透けちゃう。そういう層を狙っている人向けのジャンルで稼ぎたいならいいのかもしれないけど、そうじゃないならいつか苦しくなる。

 

ネットは自由だ。

何を吐き出してもいい。誰にもそれを邪魔する権利はない。

 

でも、「無理に書いた自分のコレ、なんかイヤだわ」そう思ったら立ち止まってみようよ。私は、苦し紛れで吐き出されたものを読むとイヤな気持ちになる。なら読むなという話なんだけど、MでありSでもあるから読んでしまう。そして思う。「この人が、ちゃんと心をのせて書いた文章が読みたいなぁ」って。

 

たとえそれが「なんのはなしなのw」「オチがないwww」みたいな内容でも、本人が楽しければ、私はふふって笑うと思う。せっかく過ごすなら、楽しい時間の方がいいじゃん。

 

「毎日更新」も「有益なブログ」も実にクソ。2020年も変わらずそう思いながら、苦しそうな人を眺める。